QCMセンサーが小型で、本体、センサー共に安価であるため、導入しました。
サンライズ工業株式会社の生体分子間相互作用解析装置(QCM解析システム)をご利用のユーザー様の評価、感想を紹介しています。
QCM装置の購入検討にお役立てください。
斎藤 英一 教授
Eiichi Saitoh
新潟工科大学 博士(工学)歯科博士
環境科学科
生物機能化学研究室
先生の研究分野の概要を教えていただけますか?
ニッポンウナギの体表粘液中に存在する生体防御分子ならびにヒト唾液中に存在するシステインプロテアーゼインヒビター(シスタチン)、高プロリンタンパク質、ヒスタチン、抗菌性短鎖ペプチドなどの構造と生理機能に関する研究に取り組んでいます。
先生の研究室では、サンライズ工業製のQCM装置をどのようなアプリケーションでお使いですか?
QCMセンサーを利用した生体分子間の相互作用の研究です。具体的には卵白シスタチンをQCM表面に固定化して、パパイン様システインプロテアーゼ(C1ファミリー)を分析できるプロテアーゼセンサーを開発しました。また、QCMセンサーを活用していろいろなプロテアーゼとプロテアーゼインヒビターの相互作用(解離定数の算出など)を解析中です。
サンライズ工業製のQCM装置についてお気づきの点をお聞かせいただきたいのですが?
QCMセンサーが小型で、本体、センサー共に安価であるため導入しました。また、センサーも注文後に製造されるため、納期も早く、安定して発振するので、安心して使用できます。
気付いたところは、試液の供給部を自動化してもらえれば、より操作性が向上すると思います。
操作が簡単ですので、どの学生でも使用できます。今は一週間のスケジュールを決めて順番に使っております。