水晶振動子がとても安定して発振してくれて助かりました。
サンライズ工業株式会社の生体分子間相互作用解析装置(QCM解析システム)をご利用のユーザー様の評価、感想を紹介しています。
QCM装置の購入検討にお役立てください。
下村 雅人 教授
Masato Shimomura
長岡技術大学 工学博士
生物機能工学/生物系
生物材料工学研究室
先生の取り組まれている研究分野についてお教えください。
生物関連物質や各種有機原子団による表面改質(共有結合)を技術基盤として、水晶振動子バイオセンサー(QCM)やその他のバイオセンシング、バイオ燃料電池などの研究に取り組んでいます。
サンライズ工業製のQCMシステムを使ってどのような測定を行っているのでしょうか?
金電極上のジヒドロキシボラン誘導体単分子層による糖の確認や水晶振動子型バイオセンサー(QCM)による生体分子間の相互作用の研究、DNAによる水晶振動子表面の修飾とキノコ菌種の識別への応用などです。
QCMシステムをご使用になって、気付かれたことなどお教えいただければ幸いです。
サンライズ工業さんのQCMシステムを採用してみたところ、水晶振動子がとても安定して発振してくれて助かりました。また、周波数も21MHzと今までのものよりも高周波であったため、より高い分解能で測定できました。
このQCM法は振動子が安定して発振しないと(計測の途中で発振が止まったりするとそれまで計測してきた)データがムダになってしまいますが、21MHzで安定して発振するサンライズ工業さんのQCMシステムは、数社あるQCM装置のなかでも推奨できる装置だと思います。
しかもセンサーが安価なので大変助かりました。研究室の学生も使いやすいと言っております。